読解力とは・・・
先日、『子どもの学習能力』についての講演会を聞く機会があり
たくさん、面白くて参考になる話を聞くことができた
その中の1つ
子どもの『読解力』低下の実態からこんな実例が話された
ある小学5年生が受けた国語の授業より
ある耳の不自由な男の子A君と、健常の男の子B君が親友で一緒に遊んでいました。
通りがかった見知らぬおばあさんがA君に声をかけました。
でも、A君は耳が聞こえないので困った顔をしています。
おばあさんは、A君が耳が聞こえないことを知りました。
「耳が、聞こえないなんてかわいそうにね~。」と、おばあさん。
立ち去ろうとする2人の後ろから
A君の肩をたたき
「はい、これでがんばって勉強するのよ。」と5,000円を握らせ、行ってしまいました。
これを見ていたBくんは、悲しい気持ちになり、
去っていくおばあさんの後姿に怒りさえ感じました。
さて、B君は、なぜ悲しくなり、怒りさえ感じたのでしょうか?
この答え、読解力が育ってないとどう答えるのか・・・
なんと、決して少なくはない人数の子が
「そりゃあ、決まっているでしょう!B君はお金を貰えなかったから。」
と答えたそう・・・。
でも、これが事実
ひなの4年の時の国語の授業参観でも同じような光景を見た覚えがある
確か、やまんばが出てくる話で『やまんば錦』だったと思うが
山姥とは、怖い者とされているが実は優しい山の守り神のような人であったというお話に
なっていたと思う
そこで、
「自分がこの話の中で一番印象に残ったところを書き出し、理由も書きましょう。」
との展開
このとき驚いたのが、1割ほどの子が
『山姥が作っている山菜めし』で「どんなのか食べてみたい」と発表したこと・・・
いや~~あの~これは結構、感動的な話になっていて・・・
でも、それより『山菜飯』が心に残るの子が1割はいるのだ・・・
今回の耳の不自由な子の話を家で2人の我が子にもしてみた
ひなは本を読みながら号泣するような子なので
やはり、このB 君の気持ちは理解していた
「お金をあげるなんてことは、本当の意味で彼を応援していない、失礼な行動だ・・」
と言った内容を色々話してくれた
たいは・・・?
1年生には発達的に難しいと思いながらも興味深々で聞いてみた
たい「何でかな~?なんで怒らはったんかな~?
あ~お耳聞こえへんのわかったのに、
おばあちゃんがひつこくしゃべりかけはるからやと違う?
もう、行こうと思ってはるのに・・・」
う~ん そうだよね~1年生らしい・・・
この後、たいはひなに
「な~な~なんで怒らはったん?」
と尋ねて、ひなの気持ちを話してもらっていたが
不思議そうに
たい「ふ~ん・・・そしてら、お金とちごて、お菓子あげたらよかったのにな~」
と言われて
ひなは、説明に困っていた
なかなか、おもしろい兄弟の会話だった
読解力とは、なんぞや・・・
まずは、相手の気持にたって物事を考えられるように・・・と願う
その力がなくて、文章から作者の意図を読み取るなんてことは不可能
今の日本の子には『まず』の所から欠けてきているように感じてしまう
勿論、えらそうなことは言えない
わが子も・・・私自身もしかり・・
『人の痛みが分かる』ように生きていきたいものです・・・
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